2022年9月7日に、国民的スターである巨人の長嶋茂雄(ながしま しげお)元監督が脳出血で緊急搬送されたと報道され話題になっていますね。
幸いにも命に別状はなく、意識もしっかりしているとされています。
一刻も早い回復や退院を願う声がある一方で、ネットでは次のような声も存在しています。
「悲しいニュースは聞きたくなが、国葬はこの人のために取っておいてほしい。」
「どうせなら、国葬は長嶋茂雄だよな」
「日本への恩恵を考えるなら、誰かさんよりも何倍も長嶋茂雄さんこそ国葬にふさわしいよね。」
と、2022年7月8日になくなった安倍晋三元首相の国葬決定に思うところのある人たちから
長嶋茂雄こそ国葬だ、という声が漏れています。
そこで今回は、実際に長嶋茂雄の国葬はありえるのか?という考察と、
彼がスターであり続ける理由を7つ上げてみました!
長嶋茂雄さんの功績や成績などもまとめてみましたので、よかったら最後まで読んでいってください。
長嶋茂雄の国葬はありえるのか?
・身長…179cm
・体重…78cm
・血液型…B型
・出身地…千葉県印旗群臼井町(現・佐倉市)
・経歴…千葉県立佐倉第一高校→立教大学→巨人
・プロ入り…1958年
・ポジション…3塁手
・指導歴(監督)…1975年〜80年・1993年〜2001年(巨人)
長嶋茂雄さんの国葬は難しい理由
・【1927年】大正天皇…天皇
・【1943年】山本五十六(やまもと いそろく)…元帥海軍大将 連合艦隊司令長官
・【1951年】貞明皇后(ていめいこうごう)…皇太后
・【2022年】安倍晋三(あべ しんぞう)…内閣総理大臣
長嶋茂雄のスターであり続ける理由7つ上げてみた!
”スター”という文字通り、彼はキラキラと輝き球場やブラウン管の前で多数の目を釘付けにしました。
2.実力と勝負強さ
3.野球ファンのために見せる野球
4.プロ野球史に残る成績
5.存在が唯一無二
6.名言
7.迷言
長嶋茂雄さんがスターである所以を7つ上げてみました。
具体的に見ていきましょう!
1.プロ野球を変えた華の男
まず一つ目の理由が、プロ野球を国民的スポーツに変えたことです。
というコメントから始まり、
元プロ野球監督の落合博満(おちあい ひろみつ)さんは
「長嶋さんの最大の凄さは、一人で球場を満員にすることが出来た選手。あんな選手は長嶋さんが最初で最後だろう。」
と語っています。
この一言が長嶋茂雄さんを如実に表しています。
週刊ベースボールが文字通り”週刊”になったのも、彼がプロ入りした年からだそうなので、
そういった出来事からも彼の”華”やスター性が垣間見えます。
2.実力と勝負強さ
2つ目の理由はその実力と持ち前の勝負強さです。
こちらが、長嶋茂雄さんの成績一覧になるのですが、
わかりやすいところでいうと赤い枠で囲った打率を見ていただきたいです。
当時、打率の平均は.230(2割3分)くらいでした。
そこへきて長嶋茂雄さんは.330(3割3分)や.350(3割5分)を叩き出しているので他の選手と1割も差をつけていたわけですね。
また打率だけでなく長打やここ一番のホームランなど、軍を抜いた活躍を見せていました。
そんな姿に憧れる人がたくさんいたんですね。
3.野球ファンのために魅せる野球
3つ目の理由は魅せる野球です。
長嶋茂雄さんが3塁手を務めていた理由はただボールを取るためだけではなく、
ファンのいるスタンドの近く、彼らの直ぐ側で熱いプレーを見せるためだったようです。
なぜなら、彼にとってはファンとともにあることが野球であったからです。
当時チームメイトだった王貞治(おうさ だはる)さんは、自身の著書で
「こと技術に関しては、長嶋さんより上だと確信している。しかし、長嶋さんが私と違っていたところは、プロ野球というものを長嶋さんが“見せる芸”として把えていた点だ。日本のプロ野球の中では、見せる意識を持ってプレーしてきた選手は、後にも先にも、長嶋さんをおいて他にいないのではないか」
と述べています。
かつて、長嶋茂雄さんに引き込まれた野球ファンは、
長嶋茂雄さんとともにプレーをしていんですね。
4.プロ野球史に残る成績
4つ目の理由は、プロ野球史に残る成績です。
・本塁打王…2回
・打点王…5回(セ・リーグ右打者記録)
・最多出塁数…3回
・最多安打…10回(6年連続、通算10回は日本記録)
・最優秀選手…5回
・新人王…1958年
・ベストナイン…17回(入団から引退までの全シーズン受賞は史上唯一)
・日本シリーズMVP…4回(歴代1位)
・日本シリーズ打撃賞…2回
・勝利…1034
・敗戦…889
・引分…59
・勝率….538
・リーグ優勝…5回
・日本一…2回
上記以外にもまだまだ受賞した賞はたくさんありますが、
これだけでもファンに魅せるだけでなく素晴らしい結果をたくさん残していることがわかります。
5.存在が唯一無二
「長嶋が登場するまでは、巨人の守備になるとみんな便所に行ってたんだよ。つまり守備は見る必要がないって思ってたんだ。でも長嶋が登場してからは、あの守備が見たくてさ。便所すら行けなくなっちゃったよ」
と語るのは お笑いタレントのビートたけしさん。
野球に関わる全ての人たちを取り込むにはどうすればいいのか、長嶋茂雄さんが思い描いたプロ野球西選手像は多くの人を魅了しました。
そんな長嶋茂雄さんを笑顔にしたいと思う人も、
「彼が笑うとむしろこちらが 元気をもらう」と言っていました。
現にプロ野球のテレビ中継の視聴率も長嶋茂雄さんが現役の時に上昇し、引退とともに下がっていったそうです。
このようにそこにいるだけでその場の空気を変えてしまう、
そんな人は野球界にかかわらずそれほど多くないように思います。当時のファンは長嶋茂雄さんなしのプロ野球は考えられなかったのかもしれませんね。
6.長嶋茂雄の名言
そんな 長嶋茂雄さんの名言をいくつか紹介したいと思います。
・「努力しています」と練習を売り物にする選手は、一流とは言えない
・努力は人が見ていないところでするものだ
・スランプ なんて気の迷い。普段やるべきことをしっかりとやって土台をしっかり作っていれば、スランプ なんてありえない。だから絶対に打てるという気持ちでバッターボックスに立っている。
・いつもずっと思ってることは、現実になっていきます。良いことを常に思っていましょう。
こんな長嶋監督の本質をついたまた 気迫に溢れる名言に元気をもらったファンがたくさんいることでしょう。
7.長嶋茂雄の迷言
7つ目の理由は、彼の迷言です。
・疲労からくる疲れ
・肉離れは、ミートグッバイ
・今年初めての開幕戦
・始まりのスタートだ
などなどたくさんの魅力的な言葉も残しました。
長嶋茂雄さんはとても人間味に溢れる人間性を持っていてそんな 天然とも取れる言葉でも人々を魅了しました。
まとめ
「長嶋茂雄さんこそが国葬にふさわしい」
そんな声が上がるのも、
彼がそれだけの道を歩いてきたからですね。
現実的に、いつか彼がこの世界を去ることになっても、国葬になることは難しいですが
彼が沢山の人達から愛されていることに変わりはありません。
これからも永遠に私達の記憶に残っていくのでしょう。