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【解説】「銀の龍の背に乗って」の意味は3つ?西野亮廣も絶賛!

「銀の龍の背に乗って」は2003年7月23日にリリースされた、中島みゆき(なかじま みゆき)さん作詞作曲の歌です。

2003年に放送されたフジテレビ系のドラマ「Dr.コトー診療所」の主題歌としても有名ですね。

 

歌のタイトルにもなっている”銀の龍”とはどういう意味なのでしょうか?

また、その背中に乗るということは何を意味するのでしょうか?

なぜ金の龍ではなく銀の龍なのか?

 

歌詞の解釈についてはそれぞれあると思いますが、中島みゆきさん本人が語った”銀の龍”の意味についてや、

西野亮廣(にしの あきひろ)さんも絶賛する歌詞の内容について、

「【解説】「銀の龍の背に乗って」の意味は3つ?西野亮廣も絶賛!」というテーマでお伝えしていきます!

 

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【解説】「銀の龍の背に乗って」の意味は3つ?

龍のイラスト

 

歌詞の全容はこちら。

あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている
急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている

夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日
明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を

失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる
柔らかな皮膚しかない理由は 人が人の傷みを聴くためだ
急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている

わたボコリみたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも
明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を

銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を
銀の龍の背に乗って
銀の龍の背に乗って

 

曲名は「銀の龍の背に乗って」。

”銀の龍”には3つの意味があるとされています。

なぜかというと、作曲者である中島みゆきさんがテレビやインタビューなどで自ら口にしたからです。

ではその3つの意味を順に見ていきましょう。

 

1.”銀の龍”の意味1つ目「医療用のメス」
2.”銀の龍”の意味2つ目「船が波を切ってできる白波」
3.”銀の龍”の意味3つ目「金の龍とは対称的な存在」

 

1.”銀の龍”の意味1つ目「医療用のメス」

1つ目。”銀”は医療用のメスを指すようです。

この歌はドラマ「Dr.コトー診療所」のために書き下ろされた歌。なので、中島みゆきさんは手術用のメスをイメージして書かれたようです。

中島みゆきさんの21世紀ベストセレクション”前途”の楽曲解説の中で、以下のように語っています。

「なぜ銀なのかという問いには、手術用のメスの色だからとお答えしています。まあ金ぴかのメスというのもないとは限らないかもしれませんが」

確かに金ピカのメスは想像つきません。笑

またドラマの中で自身の孤独と患者という命と闘う心に思いを馳せ、命の水の化身である龍に願いを託し、

その龍が金ではなく銀なのは手術用のメスが銀色だからだそうです。

 

2.”銀の龍”の意味2つ目「船が波を切ってできる白波」

白波を立ててゆく船

 

2つ目の意味は、白波です。

船が海を渡る時にできる、太陽に照らされて輝く白波を”銀の龍”と重ねた。と、この歌の発売当初に中島みゆきさんは語られていたそうです。

その船に乗って、孤独に命と闘う島へと向かう主人公である1人の医師。

その情景を、「銀の龍の背に乗って」と歌っているのでしょうね。

まったく、この感性はどこから来るのでしょうか。。。?

素晴らしいです。。!

 

3.”銀の龍”の意味3つ目「金の龍とは対称的な存在」

3つ目の意味は、輝かしい金の龍とは対象的な存在を描きたかったというもの。

「あくまでも金の龍ではなく銀の龍。輝かしい金ではなく、それとは対象的な弱々しく小さな龍を表現するための”銀の龍”です。」

この歌の発売当初で彼女はこう語っていたそうです。

強くて、完成された金の龍ではなく、弱々しくも命と闘う銀の龍という対象的な生き物を表現したようです。

(2003年8月1日産経新聞より)

 

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【解説】「銀の龍の背に乗って」の歌詞を西野亮廣も絶賛!

ピースサインする黒いシャツを着た西野亮廣さん

 

お笑いタレントや絵本作家、著作家である西野亮廣(にしの あきひろ)さんがこの中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」という歌を絶賛しています。

自身が運営する、オンライサロンの投稿で語っていました。

「銀の龍の背に乗って」西野亮廣の絶賛ポイント

西野亮廣さんが絶賛した歌詞の一部は

 

「急げ 悲しみ 翼に変われ」
「急げ 傷跡 羅針盤になれ」

 

という部分。

そもそも、この歌は「Dr.コトー診療所」のために書き下ろされた歌と先ほども述べましたが、

 

このストーリーの主人公吉岡は重大な医療ミス、という消せない痛い過去持っています。

そんな、傷つき翼の折れた雛のような存在が孤島の診療所で医療を再スタートさせるという話です。

 

そんな消せない過去の「ミス」や「傷跡」に対して「翼に変われ」「羅針盤になれ」と歌っているのです。

「こんな歌詞誰が思いつきますかね?」

「”Dr.コトー”や”医者”、”孤島”というワードもない」

と西野亮廣さんは絶賛しました。

 

私の見解

赤いドレスを着た中島みゆきさん

 

歌の入りだけでもドラマの内容が垣間見れるのと同時に、読み手自身のことにも重ねることが出来るのが驚きです。

人の儚さと強さ両方を描いているなと思います。

多くの人は勇気をもらえる曲、と解釈しているかもしれませんが、

私はその逆の失望と隣り合わせのギリギリの状況を歌っているとも思います。

 

あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている
急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている

 

歌の前半部分だけでも、「非力」というワードが2回も出てきます。そして、

 

「急げ 悲しみ 翼に変われ」
「急げ 傷跡 羅針盤になれ」

 

悲しみと傷跡に命令してるのが印象的ですね。

もし翼にも、羅針盤にもならなかったら、、と思うと少しゾッとします。。

本当に人の陰と陽が強く出ているなと感じます。

作詞者の中島みゆきさんは陰と陽のバランスが上手く取れている人なのかもしれないですね!

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、「【解説】「銀の龍の背に乗って」の意味は3つ?西野亮廣も絶賛!」というテーマでお伝えしました。

 

・銀の龍の意味には3つある
・1.”銀の龍”の1つ目の意味「医療用のメス」
・2.”銀の龍”の2つ目の意味「船が波を切ってできる白波」
・3.”銀の龍”の3つ目の意味「金の龍とは対象的な存在」
・ドラマの内容が垣間見れる歌詞なのに関連用語は一切使われていない
・西野亮廣さんが絶賛

 

逆境の中でも、羅針盤と翼を必死で探していく力強い歌ですね!

皆さんならどんな解釈をしますか?

 

映画Dr.コトー診療所の吉岡秀隆
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